4月8日ファインネットワールドさん主催の『コーチングハンドブック』読書会に行ってきました。
参加者は4名。とてもとても濃く深い場になりました。
この分厚い400ページから構成される本書はとても1回の読書会で制覇は無理です。
今回は、「はじめに」と
本書の肝である第3部「コーチングにより最高の力の引き出し方」に絞って読み解くことになりました。
まず手始めに「はじめに」からスタート。
各自が制限時間ないで読み、それについての感想や気づき、
自分自身が振り返るエピソードがあればシェアしていきます。
あるいは、疑問に感じたことなど、それぞれが率直に出し合いました。
本書が明らかにしたいのは、
「クライアントのパフォーマンスを最高に引き出すコーチの才能(センス)の開花のさせ方」なのです。
コーチであれば、誰もが興味を持ちますよね。
これは、もちろん一朝一夕でできることではありません。
しかし、このポイントを知っているのと、全く知らないのとでは
クライアントさんに向き合う意識がまるで変わってくるものだと感じました。
この「はじめに」だけの数ページについて
語り合いはじめて気がつけば1時間が過ぎていました。
今日終わるのか?と心配しましたが、
そこからは、一気に第3部に飛び、じっくり各章を読み解きました。
ところが、この第3部!肝というだけあってかなり難解です。
そこに登場するのは 意識・無意識・そしてプログラム。
この3つの関係性について、理解しながら、コーチとしてセッションで起こっていた体験。
自分がクライアントでいるときの体験、さらに日常で繰り広げられているストーリー。
それぞれの体験が意味があり、具体的な体験と照らし合わせることにより、理解が進みました。
しかし、「理解している」と「デキる」は、全く違うことです。
セッションはライブです。
刻一刻と変化する気持ちにコーチとクライアントが協働的に焦点をあてることで、
新しい気づきが降りてくる。
お互いが相互尊重しながら、無意識で信頼する関係を創り上げたとき
クライアントさんは、自己に素直な眼差しをむけ、自分を受け容れることで
変容が始まりますね。
その時間はとても尊いものだと感じています。