ご縁あり、広島カープで活躍された衣笠祥雄選手の著作をおすすめされ読む機会がありました。

鉄人と呼ばれた衣笠選手が、デビューから引退までの野球人生の中で経験してきたことが、心情豊かに赤裸々に語られていて、大変勇気付けられました。その時代の状態や衣笠選手の悩みとともにそれとどう向き合い、解決しようとどんな行動をしてきたのか、成功の陰にあるのは、ブレない情熱と執念でした。

人生の節目で出会った大切な人との出会いと言葉。

実は自分の弱さ、怖さや心配を払拭するために心を整えることをやってきたということ。心を整えるためには「自分はできる」と心から思うこと。そう思えるには、基本に戻るという圧倒的な練習量でした。「これだけのことをやってきた」という実績が自信になり、「自分はできる」と思える支えになるのだと感じました。

改めて練習の習慣化、諦めず挑むこと、上手くいっている時こそ、次のことを考えるべきであること。

野球だけにとどまらない、だれにでも当てはまる内容でした。

業界で自分の良さを出していくためには、「まず自分をよく知ること」

「何をしたいか。何ができるか」から自分を深く掘り下げ、それによって、その向こうにある何を実現したいと自分は思っているのかにとうたつすると、方向性が見えてくると書かれてありました。

まさに、コーチングではこのようなことをやっていきます。

自分に向き合う時間がコーチングです。

自分に向き会うには、一人でもできますが、人というものは、弱いもので、肝心な重要なところで向き合いたくなくなり、諦めてしまうことが多いです。自分に向き合うことは、なかなか苦しいものです。

でも、何とか自分の課題を乗り越えたい時、自分に向き合わなければなりません。そんな時、話を聞いてくれる人が目の前にいると、話すことで気づきがおき、整理がつき、課題解決へのプロセスが加速します。

衣笠選手も様々な方に会いにいき、話をきかせてもらったり、ご自分のやりたいことを語り、どうしたらそれができるかとアドバイスを求められたようです。

本当に有言実行の方だと思いました。

ご自分の失敗談や反省もたくさん書かれています。

ご興味を持たれた方は、読んでみてくださいね。